臨床・診療実績
information
年間外来・入院手術件数
外来手術・入院手術件数 年次推移
平成29年度 疾患分類別件数
臨床の特徴
頭頚部再建をはじめとする他科との合同手術
当施設では、食道外科が日本でも有数の規模を誇り、それに伴う食道再建を形成外科が行っています。また、耳鼻咽喉・頭頚科とは、合同の頭頚部カンファレンスを定期的に開催して、密な連携を取りながら頭頚部再建を行っており、マイクロサージャリーを行う機会も多くあります。さらに、皮膚悪性腫瘍や軟部肉腫については、皮膚科・整形外科と常に情報共有をしながら、腫瘍の切除並びに再建を統括して行う様にしています。
大学病院としての専門性がありながら、他診療科との距離が近く様々な形態でチーム医療を実現しているのも当施設の特徴です。
乳房再建手術
大学病院としては都内有数の乳がん患者を治療している当施設乳腺センターと連携し、乳がん患者のQOLを向上すべく乳房再建手術を多く実施しています。
当施設での再建方法は患者の希望や個別の適応に応じて、インプラントを用いた再建、および自家組織移植による再建の両方を実施しています。
下肢難治性潰瘍
当施設では、循環器内科、糖尿病内科、腎臓内科、皮膚科、看護師、義肢装具士、整形外科科、リハビリテーション科と密な連携を構築しフットケアから最先端の幹細胞による再生治療に至るまでの集学的治療を駆使して下肢救済治療を行っております。さらに、当施設が作成したフットケア地域連携パスを用いて地域クリニックや施設と連携を強化し、多くの難治性四肢潰瘍患者さんの治療に取り組んでいます。
眼瞼下垂症手術
健康寿命の増加による抗加齢医学分野の発達に伴い、後天性眼瞼下垂に対する機能的・整容的改善を望む患者が非常に多くなっています。当施設では院内眼科および近隣眼科との緊密な連携により、大学病院としては非常に多くの患者が紹介され、専攻医にとってもその治療に携わる機会が多く提供されます。
小児形成外科手術
当施設は小児医療(小児科および小児外科)が極めて充実していることから定期的に唇裂口蓋裂を持つ患児の紹介を受けています。中には他臓器の合併異常を伴うケースも多く、小児科はじめ各診療科との連携を密にして集学的治療に当たります。また当施設脳神経外科では小児脳神経外科を得意としている関係で、新生児の脊髄髄膜瘤や頭蓋骨早期癒合症に対する頭蓋形成術(骨切り、骨延長術など)も多く取り扱っています。